蒼海城

蒼海城おうみじょう
群馬県前橋市元総社町
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--御霊神社--
別名     
交通 各線「新前橋駅」から徒歩20分。
築城年代 1429年(永享1)
築城者 長尾忠房
形式 平城
主な城主 総社長尾氏
1429年(永享1)上野守護代(後に越後守護代も兼務)長尾景忠4男である長尾忠房が父景忠と共にこの地に在った上野国府を城郭化した事に始まり、9代210余年続く総社長尾氏祖となった。しかし築城者については諸説あり、長尾景行ともいわれ、景行の子を忠房とする系図もある。
1566年(永禄9)9月、武田信玄により箕輪城が攻略されると、翌年蒼海城も落城した。
1592年(文禄1)武蔵国奈良梨から諏訪頼忠・頼水父子が入部し、1601年(慶長6)信濃国高島城へ移ると代わって秋元長朝が1万石で入部した。長朝は荒廃した蒼海城を廃し、八日市場城を仮の居城として総社城の築城を開始、1610年(慶長15)泰朝の時に完成した。
上野国府正庁跡と推定される宮鍋神社付近を本丸とする広大な城であったとされる。現在一帯は市街地化されているが、各所に堀や土塁の痕跡が確認出来る。
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総社神社
宝塔・1397年(応永4銘) 土塁
堀跡か Mapion
本丸
本丸・御霊神社間を通る道
本丸北側、堀跡か 御霊神社に立つ長尾忠房碑 Mapion
宮鍋神社

参考文献 「群馬の古城 あかぎ出版」
                 「群馬県の中世城館跡 群馬県教育委員会」
                「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2022年10月