秋田県由利本荘市前郷滝沢舘 --二の丸に立つ案内板・水堀-- |
別名 | |
交通 | 由利高原鳥海山ろく線「前郷駅」から徒歩15分。 |
築城年代 | 1603年(慶長8) |
築城者 | 滝沢政道 |
形式 | 平山城 |
主な城主 | 滝沢政範 |
1600年(慶長5)慶長出羽合戦において戦功を挙げた山形城主最上義光は徳川家康から由利一郡を与えられた。この時最上氏に臣属していた滝沢政道は滝沢郷1万石を与えられると、1603年(慶長8)に下向し、この滝沢城の築城を開始した。政道は由利十二頭の滝沢氏の末裔であり、7代政家の時に矢島大井氏に攻め滅ぼされたが、その子嘉門が山形に逃れて最上氏に仕えた後、再びこの地に復帰となった。 しかし1622年(元和8)御家騒動により最上氏が改易となると、滝沢氏も領地没収となり、本荘城と共に竣工後僅か16年で破却された。 廃校となった前郷小学校跡地が二の丸で西側に水堀や土塁が残されており、道を挟んで(堀跡か)東側一帯が本丸で標柱が立つ。 |
二の丸(前郷小跡地) | 二の丸に残る土塁 | 本丸 |