三重県度会郡玉城町田丸
--三の丸虎口石垣・城址碑--
| 別名 | 玉丸城 |
| 交通 | JR参宮線「田丸駅」から徒歩10分。 |
| 築城年代 | 1336年(建武3) |
| 築城者 | 北畠親房 |
| 形式 | 平山城 |
| 主な城主 | 田丸直昌・織田信雄 |
| 1336年(建武3)後醍醐天皇を吉野に迎えようと伊勢に下った北畠親房により築かれ、一之瀬城を根拠とする愛洲太郎左衛門を南勢守護とし、田丸城にはその弟愛洲三郎左衛門宗実を置いて南朝方の拠点とした。 その後南北朝時代を通じて争奪が繰り広げられたが、1392年(明徳3)南北朝統一後、北畠氏の所有となり、1394〜1428年(応永年間)愛洲伊予守忠行が北畠国司家三大将の一人として城主となった。忠行は伊勢国司5代北畠政郷の子政勝(顕晴)を養子に迎え、その後政勝は田丸氏を称し、以後田丸氏の居城となった。 1569年(永禄12)織田信長による大河内城攻めにより信長の次男信雄は北畠氏の養子となり、1575年(天正3)大河内城からこの田丸城へ居城を移した。この時の田丸城主田丸直昌は岩出城へ移っている。 信雄は田丸城の改修を行い、三層の天守閣が築かれたが、1580年(天正8)金奉行玄智が金を盗み、それを紛らす為に焔硝蔵に放火すると、火は城内に燃え広がり、田丸城は焼失した。その為信雄は田丸城を修築する事なく、松ヶ島城へ移った。 1584年(天正12)蒲生氏郷が松ヶ島城に入城すると、氏郷の妹婿となっていた田丸直昌が再び田丸城へ入城した。1590年(天正18)氏郷が会津若松城へ転封となると、直昌もこれに従い、奥州三春城へ移った。 1619年(元和5)紀州領となり、和歌山城主徳川頼宣家老の久野宗成が入城すると、以後久野氏一族が明治まで城代を勤めた。 |
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| 大手門跡 | 外堀 | 三の丸石垣・内堀 玉城中学校敷地となる |
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| 富士見門(長屋門) | 二の丸石垣 | 二の丸・本丸間空堀 |
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| 本丸石垣�� | 本丸石垣�� | 内側から見る本丸虎口 |
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| 本丸 | 天守台 | 天守台上部・城址西側の眺め |
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| 北の丸南側空堀 | 北の丸 | 北の丸東側空堀 |
「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2012年10月
