鶴丸城

鶴丸城つるまるじょう
鹿児島県鹿児島市城山町
Mapion

--石垣・水堀--
別名 鹿児島城・府城・御館
交通 鹿児島市電「市役所前駅」から徒歩5分。
築城年代 1602年(慶長7)
築城者 島津忠恒(家久)
形式 平城
主な城主 島津氏
1602年(慶長7)島津氏18代忠恒(家久)は、上山城の整備と麓の居館造りを思い立ち着工した。この時父義弘から海に近すぎる事、また朝鮮出兵や関ヶ原合戦での莫大な出費で財政が危機に瀕していた事から、清水城が一番良いとの主張があったという。1604年(慶長9)完成したとされ、以後明治に至るまで島津氏居城となった。
天守閣を持たない館造りで、77万石の大名の居城としては小規模であり、その後も変わる事は無かった。理由として戦国時代からの島津藩独特の外城制にあり、藩内各所には兵農一致の郷士団が守る外城が巡らされていたからという。
現在本丸は歴史資料センター黎明館敷地となっている。石垣には1877年(明治10)西南戦争の際の弾痕も残されている。
城址碑 大手門跡 大手門跡内・枡形虎口
東水堀 北御門跡 北水掘

参考文献 「現地案内板」
                          「福岡・熊本・鹿児島の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2011年9月