東町城

東町城ひがしまちじょう
岐阜県飛騨市神岡町城ケ丘
Mapion

--本丸・模擬天守--
別名 神岡城
交通 JR高山線「高山駅」からバス「神岡」下車。バス停から徒歩15分。
築城年代 1558〜70年(永禄年間)
築城者 江馬時盛・輝盛
形式 平山城
主な城主 江馬時盛・輝盛
1564年(永禄7)甲斐武田信玄は山県昌景に命じてこの地に侵攻すると、江馬時盛・輝盛父子は武田氏に従った。この時昌景の命を受けた江馬氏父子により築かれたとされ、江馬氏家臣河上中務尉が守ったという。また江馬氏下館が調査により16世紀前半に廃絶している事から新たな江馬氏居城になったとも考えられている。
1582年(天正10)八日町合戦で江馬氏が滅亡し、1585年(天正13)豊臣秀吉の命を受けた越前大野城主金森長近が三木氏を滅ぼして飛騨を支配すると、その家臣山田小十郎が守ったと伝えられる。
1615年(元和1)一国一城令により廃城となった。
1970年(昭和45年)三井金属鉱業が神岡鉱業所創業100年を記念し、越前丸岡城尾張犬山城を模した天守と城門が建てられている。
模擬天守が建つ本丸と堀を挟み南に本丸を囲むように二の丸が設けられた梯郭式で、二の丸には高原郷土館、鉱山資料館が建つ。「江馬氏居城」としては小規模で、城域は更に展開していたとも思われるが、東側は住宅地、南側は神岡中学校敷地となり、旧状は不明。
二の丸西空堀 二の丸南空堀 二の丸
本丸西空堀 本丸虎口 本丸東空堀
本丸・模擬天守 西を流れる高原川 高原川対岸から城址遠望

参考文献 「現地案内板」
                「歴史読本 新人物往来社」
訪城回数 1
2016年4月