愛媛県四国中央市川之江町 --川之江八幡神社・表門-- |
別名 | 川之江陣屋 |
交通 | JR予讃線「川之江駅」から徒歩10分。 |
築城年代 | 1636年(寛永13) |
築城者 | 一柳直家 |
形式 | 陣屋 |
主な城主 | 一柳直家 |
1636年(寛永13)伊勢国神戸城主一柳直盛は先祖伝来の地である伊予国5万8千石、播磨国加東郡1万石合わせて6万8千石に加増の上、伊予国西条へ転封となるが、8月19日その地へ赴く途上、大坂で没した。その為遺領は3人の子に分割された。長男直重が伊予国西条で3万石、2男直家が伊予国河上と播磨国小野で2万8千6百石、3男直頼が伊予国小松で1万石を相続した。 直家はこの地に陣屋を設けると、播磨国小野には代官所を置いて支配した。直家は川之江城の再築の準備を進めていたとされるが、1642年(寛永19)参勤交代の途中、病に臥した。跡継ぎの無かった直家は臨終に際し、丹波国園部城主小出吉親の子直次を養子に迎え、相続させようとするが、急な養子は認められず、川之江藩は取り潰しとなり、播磨国小野1万石のみ存続が許された。以後この地は天領となり、代官所が置かれたとされる。 |