三重県鈴鹿市神戸5丁目
--天守台石垣--
| 別名 | 本多城 |
| 交通 | 近鉄鈴鹿線「鈴鹿市駅」から徒歩20分。 |
| 築城年代 | 1555〜58年(弘治年間) |
| 築城者 | 神戸利盛 |
| 形式 | 平城 |
| 主な城主 | 織田(神戸)信孝 |
| 1532年〜55年(天文年間)神戸具盛の時、又は1555〜58年(弘治年間)神戸利盛の時、沢城を居城としていた神戸氏により築かれたと考えられる。 1567年(永禄10)北伊勢を平定した織田信長は神戸の前衛拠点である高岡城を攻め、その後神戸氏7代友盛は信長3男信孝を養子とする事で和睦が成立した。そして友盛は沢城に隠居し、信孝が神戸城主となる。 1582年(天正10)信長が本能寺で討たれると、信孝は岐阜城へ移り、神戸城には小島兵部を置いた。 1583年(天正11)賤ヶ岳合戦の年、信孝は兄である織田信雄と対立し、信雄家臣である林与五郎は小島兵部を討って神戸城主となり、信孝は羽柴秀吉に知多半島で自刃させられた。 1584年(天正12)小牧・長久手合戦の際、林与五郎は秀吉方である亀山城を攻めるが、敗れて美濃に逃れた為、秀吉は4万1千石で生駒親正を神戸城主とした。 その後秀吉と信雄は和睦し、神戸城には滝川雄利、次いで水野忠重が入城し、1592年(文禄1)忠重の刈谷移封後、再び滝川雄利が入る。1595年(文禄4)神戸城の天守閣は桑名城へ移されたという。 1600年(慶長5)関ヶ原合戦で雄利は西軍に従った為、領地は没収となり、尾張国黒田城から一柳直盛が入城する。 1636年(寛永13)直盛が伊予国西条へ転封となると、15年間天領として四日市代官が支配下した。この時神戸城は破却され、櫓等は亀山城や桑名城に移築された。 1650年(慶安3)石川総長が入ると陣屋が置かれて3代続き、1732年(享保17)本多忠統が入ると、明治まで7代140年本多氏が続いた。 現在本丸周辺が城址公園として整備されているだけだが、堀や天守台石垣が良く残されている。 |
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| 本丸 | 本丸に立つ城址碑 | 天守台石垣�� |
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| 天守台石垣�� | 天守台上 | 本丸西石垣 |
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| 本丸西堀 | 本丸南西隅部 | 二の丸は学校敷地となる |
「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2013年1月
