磐城平城

磐城平城いわきたいらじょう
福島県いわき市平旧城跡
Mapion

--南から城址遠望--
別名 飯野城・龍城
交通 各線「いわき駅」から徒歩5分。
築城年代 1603年(慶長8)
築城者 鳥居忠政
形式 平山城
主な城主 内藤氏
1602年(慶長7)佐竹義宣の出羽国秋田移封に伴い、大館城主岩城貞隆が18万石の所領を没収されると、岩城氏旧領は山城国伏見城籠城戦で討死した鳥居元忠の子忠政に与えられ、大館城に入城した。1603年(慶長8)忠政はこの地に平城を築いて移ると、大館城を廃したが、完成には12年を要したという。
1622年(元和8)忠政が改易された最上氏に代わり、出羽国山形城へ移ると、平城には内藤氏、その後井上氏が入城し、1756年(宝暦6)安藤氏が入ると、明治まで7代続いた。
1868年(明治1)戊辰戦争に際し、安藤氏は奥羽越同盟に加担した為、攻撃を受けた平城は支えきれず、自ら八棟櫓・弓櫓等に火を放ち敗走した。
城址の大半は宅地化され、また本丸一帯も私有地となり、見学する事は出来ないが、北下には丹後沢と呼ばれる水堀が公園として残る。また住宅街の中に石垣も残されているが、震災により大きく破損している。
堀跡 塗師櫓跡石垣 本丸は私有地となり見学出来ない
本丸西側に建つ龍ヶ城美術館 中門櫓跡石垣 丹後沢

参考文献 「山形・宮城・福島の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2014年9月