北海道檜山郡上ノ国町勝山
--搦手虎口・復元された木橋--
| 別名 | 和喜館・脇館 |
| 交通 | JR江差線「上ノ国駅」から登山口まで徒歩40分。 北麓、228号線沿いに案内・登山口があります。又車であれば 夷王山・勝山館跡ガイダンス施設まで道路があります。 |
| 築城年代 | 1470年(文明2)頃か |
| 築城者 | 武田(蠣崎)信広 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 蠣崎光広 |
| 詳しい築城年代は不明だが、1470年(文明2)頃、後の松前氏祖である武田信広により築かれたと考えられる。信広に出自については諸説あるが、1457年(長禄1)コシャマインの乱の際、花沢館主蠣崎季繁の客将であった信広は総大将として活躍し、戦後季繁の養女で、安東政季の娘を娶ると、同年州崎館を築いて蠣崎氏を称し、独立した。その後季繁が亡くなると、この勝山館を築いたものと思われる。 1512年(永正9)蠣崎氏2代光広は、安東氏の蝦夷地代官である松前大館の館主になる事を望み、1513年(永正10)蝦夷に松前大館を攻略させると、翌年勝山館を一族に任せ、長子良広と松前大館へ移った。 その後勝山館は松前大館に対する和喜(脇)館的性格であったようで、城代が置かれていた。 近世初頭に至り、上ノ国は鮭や木材の生産地として和人の定住者が多く、番所が置かれる事となり、勝山館は番所として利用されていたと思われるが、1678年(延宝6)番所が江差に移ると、勝山館は廃されたと考えられる。 北麓にある旧笹浪家住宅・上ノ国八幡宮付近から登山道があり、館址まで掘底道が続いている(大手道か？)。館址は国指定史跡として整備されており、木橋や柵が復元され、また発掘された建物跡や井戸、塀跡等が平面表示されている。搦手から更に登るとガイダンス施設があり、こちらも勝山館と併せて訪れたい。 |
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| 館址碑 | 物見台からの眺め | 大手二重堀 |
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| 内側から見る大手 | 建物跡�� | 建物跡�� |
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| 建物跡�� | 南側・大手方面の眺め | 柵列跡 |
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| 石段 | 館神八幡宮跡 | 搦手虎口・復元された木橋 |
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| 搦手空堀�� | 搦手空堀�� | 水場(樋・井戸跡) |
「北海道・沖縄の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2013年4月
