石川県小松市丸内町 --本丸天守台石垣-- |
別名 | 浮城 |
交通 | JR北陸本線「小松駅」から徒歩20分。 |
築城年代 | 1573〜92年(天正年間)初期か |
築城者 | 若林長門 |
形式 | 平城 |
主な城主 | 丹羽長重 |
築城年代は不明だが、加賀一向一揆の拠点として築かれ、1576年(天正4)には一向一揆方部将若林長門が城主であったという。1579年(天正7)柴田勝家に攻められ落城、村上頼勝が入城するが、1598年(慶長3)越後国村上城へ移ると、代わって丹羽長重が城主となる。 1600年(慶長5)関ヶ原合戦の年、西軍に従う長重は、東軍に従う金沢城主前田利長と浅井畷で争い、戦後徳川家康から所領を没収されると、小松城には前田氏の城代が続いて在城した。 1639年(寛永16)加賀前田家3代利常は子である光高に跡を譲ると、小松城を隠居城とし、1658年(万治1)に亡くなるまでここで隠居生活を送った。 その後再び城代が置かれ、明治まで続いた。 往時は金沢城の倍近い面積を有していたとされるが、現在城址一帯は小松高校・小松市役所・芦城公園となり、本丸天守台が残るだけとなる。 |
小松高校敷地に立つ本丸跡碑 | 本丸天守台 | 本丸天守台下にある井戸跡 |
本丸天守台西側に残る堀跡石垣 | 七十間長屋跡 | 町奉行所跡 |