松倉城

松倉城まつくらじょう
岐阜県高山市松倉町
Mapion

--三の丸石垣--
別名 夏城
交通 JR高山本線「高山駅」からバス「飛騨の里」下車。
バス停から城址入口まで徒歩25分。
築城年代 1579年(天正7)
築城者 三木自綱
形式 山城
主な城主 三木氏(姉小路氏)
1558年(永禄1)桜洞城主三木自綱は、天神山城主(後の高山城)高山外記を滅し、叔父久綱を天神山城に置くと、自身は1579年(天正7)この地に松倉城を築いて桜洞城から移り、飛騨統一を目指す。夏は松倉城、冬は桜洞城に住した事から夏城とも呼ばれた。
1585年(天正13)自綱は富山城主佐々成政に通じ、豊臣秀吉に抵抗した為、秀吉の命を受けた越前大野城主金森長近に攻められた。この時松倉城は高堂城に隠居した自綱に代わり、子秀綱と基綱が籠もり、良く守ったが、内応者が出た為に落城、秀綱と基綱が城を脱出するが、土民に襲われ自刃した。
三木氏滅亡と共に松倉城は廃城になったとされるが、現在見られる遺構から、翌年飛騨国を与えられた長近により改修・利用された可能性も考えられている。
城址直下まで車道が通じており、楽に登る事が出来る。城址はそれ程規模は大きくないが、石垣が良く残されており、眺望も良い。また麓の「飛騨の里」は屋敷跡があったとされ、ここからも二の丸に続く登山道がある。
西堀切 三の丸石垣 三の丸
本丸西石垣・門跡 本丸南石垣 二の丸
本丸東石垣 本丸 本丸からの眺め
二の丸東井戸跡 二の丸東尾根石垣 二の丸東尾根堀切

参考文献 「現地案内板」
                        「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2014年4月