岐阜県下呂市萩原町桜洞
--空堀--
| 別名 | 冬城 |
| 交通 | JR高山本線「飛騨萩原駅」から徒歩15分。 |
| 築城年代 | 1504〜21年(永正年間) |
| 築城者 | 三木直頼 |
| 形式 | 平城 |
| 主な城主 | 三木氏(姉小路氏) |
| 三木氏居城。飛騨守護京極氏の被官であった三木氏は、初代正頼が京極氏本国の近江から益田郡竹原郷へ移り、代官になった事に始まると伝えられる。その後京極氏の衰退に乗じて勢力を伸ばし、1504〜21年(永正年間)4代直頼の時、この桜洞城を築いて本拠としたという。 1558年(永禄1)5代良頼は飛騨守に任ぜられ、同5年には断絶した飛騨古河姉小路家の名跡を継いで姉小路を称した。 6代自綱は天神山城に高山外記を攻め滅ぼすと、1579年(天正7)松倉城を築いて移った。そして桜洞城は三木氏の一支城となるが、夏は松倉城、冬は桜洞城に住した事から冬城とも呼ばれた。自綱の子信綱が桜洞城主となるが、間も無く謀反の疑いで討たれた。その後の桜洞城主は不明だが、1585年(天正13)自綱は富山城主佐々成政に通じ、豊臣秀吉に抵抗した為、秀吉の命を受けた越前大野城主金森長近に攻められ落城し、翌年廃城となった。 かなりの規模を持つ城であったようだが、現在一帯は開墾され、旧状は判然としない。北西隅の小さな森の中に僅かに空堀や石垣の残石が残されている。 |
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| 北側下を流れる川 | 城址一帯は田畑となる | 標柱 |
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| 石積み | 空堀�� | 空堀�� |
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| 城址から南西の眺め | 城址南側 正面の森に堀や石積みが残る |
南側にある窪地も堀跡か |
訪城回数 1
2014年4月
