茨城県那珂市額田南郷
--三の丸東堀--
| 別名 | 久慈見城・浜見城 |
| 交通 | JR水郡線「額田駅」から徒歩20分。 |
| 築城年代 | 1249〜56年(建長年間) |
| 築城者 | 額田義直 |
| 形式 | 平山城 |
| 主な城主 | 額田氏・額田小野崎氏 |
| 1249〜56年(建長年間)太田城主佐竹氏5代義重の2男義直が別家して築き、額田氏を称した事に始まるとされる。この時の城は阿弥陀寺または鱗勝院の地といわれ、その後拡張され、戦国時代に現在の規模になったと考えられている。 1423年(応永30)10代義亮の時、山入一揆に加わり、佐竹氏12代義人(義憲)に攻められ落城し、額田氏(前期)は滅びた。 その後山尾城主小野崎通業の孫である通重が佐竹氏より額田城主に任ぜられ、額田氏(額田小野崎氏・後期額田氏)を称した。通重には子が無く、水戸城主江戸通房の子通栄彦三郎を養子に迎え、その後額田小野崎氏は同族である江戸氏や石神城主石神小野崎氏と対立しながら独自の勢力を確立していき、7代照通の時、宗家佐竹氏とも対立し、伊達政宗に好を通じた。1591年(天正19)常陸一国を安堵された佐竹氏19代義宣は「照通に異心あり」として額田城を攻略、照通は伊達氏を頼り、陸奥へ逃れるが、1602年(慶長7)佐竹氏の出羽国秋田への転封後、常陸国に戻り、水戸の徳川頼房に仕えて旧臣を寄騎とし、額田久兵衛と称した。 南の旧有ケ池(現在は干拓され、水田となる)に突き出す微高台地先端部に本丸を置き、北側に二の丸・三の丸が並ぶ。三の丸は宅地や耕地となるが、二の丸・本丸は遺構が良く残されている。また城域を示す掘・土塁が北は額田小学校、東は七鬼神社、西は引接寺付近まで断片的に残されており、県下有数の規模を誇る。 |
 |
 |
 |
| 三の丸北堀 | 三の丸 | 三の丸北東堀 |
 |
 |
 |
| 二の丸・三の丸間堀�� | 二の丸・三の丸間堀�� | 二の丸 |
 |
 |
 |
| 本丸東堀 | 本丸北堀 | 本丸北土塁 |
 |
 |
 |
| 本丸 | 本丸南堀 | 捨曲輪 |
 |
 |
 |
| 本丸西堀�� | 本丸西堀�� | 本丸西谷津 |
 |
 |
 |
阿弥陀寺 |
西から見る引接寺 |
南西から城址遠望 |
「図説 茨城の城郭 国書刊行会」
訪城回数 1
2021年12月
