住吉城

住吉城すみよしじょう
神奈川県逗子市小坪5丁目
Mapion

--住吉神社--
別名 古要害
交通 JR横須賀線「鎌倉駅」からバス「飯島」下車。
バス停から徒歩15分。
築城年代 鎌倉時代か
築城者 北条氏か
形式 山城
主な城主 三浦道香
正覚寺背後の丘陵一帯が城址。築城年代等は伝わらないが、鎌倉城を巡る丘陵最南端に位置する事から、鎌倉時代、北条氏と三浦氏との対立が深まる中、鎌倉城の一部として北条氏が築いたとも考えられる。
1510年(永正7)伊勢宗瑞(北条早雲・伊勢新九郎盛時)が関東管領上杉氏と争う越後守護代長尾為景方についた際、住吉城を取り立て、立て籠もっており、同年伊勢宗瑞方権現山城が連合した山内・扇谷上杉氏に攻め落とされた後、住吉城も扇谷上杉氏重臣で岡崎城を本拠とする三浦義同(道寸)に攻め落とされた。
1512年(永正9)8月、伊勢宗瑞は相模平定に乗り出し岡崎城を攻略。義同は弟の道香を頼りこの住吉城に逃れるが、ここも落とされ、更に新井城に敗走した。追撃する伊勢宗瑞は新井城も攻め落とし、義同父子が滅亡すると住吉城は廃城となった。
西麓にある和賀江島 住吉神社 石塔・井戸 洞窟があるが、城に関連するものか

参考文献 「現地案内板」
                     「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2007年6月