太鼓丸城

太鼓丸城たいこのまるじょう
岡山県和気郡和気町岩戸
Mapion

--堀切--
別名 前期天神山城
交通 JR山陽本線「和気駅」からバス「河本」下車。
地図の地点、天石門別神社に登山口があります。
築城年代 1532年(享禄5)頃
築城者 浦上宗景
形式 山城
主な城主 浦上宗景
1531年(享禄4)三石城主浦上村宗が大物合戦で敗死すると、跡を継いだ村宗の長男政宗は2人の弟と不和になり、政宗は室津城に居城を移し、次男宗景は天神山城、三男国秀は富田松山城に分立した。太鼓丸城はこの頃築かれた前期天神山城と考えられている。そして1533年(天文2)頃、北西尾根続きの別峰山頂に後期天神山城が整備されると、太鼓丸城は出城の役割を担うようになった。
後期天神山城から南東尾根続きの天神山山頂に築かれている。旧状は判然としないが、山頂へ向かう尾根筋には石門跡が残されており、狼煙台跡にも門跡が確認出来る。山頂から南へ進むと根古屋とされる広い曲輪があり、土塁や堀切が残されている。
亀の甲 下の石門 上の石門
狼煙台跡 狼煙台跡からの眺め 狼煙台跡虎口・石垣
軍用石 天神山山頂 南堀切

参考文献 「岡山の山城を歩く 吉備人出版」
        「広島・岡山の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2015年1月