群馬県利根郡昭和村橡久保 --外堀-- |
別名 | 阿曾の砦 |
交通 | JR上越線「沼田駅」から徒歩50分。 |
築城年代 | 1578年(天正6)か |
築城者 | 由良成繁か |
形式 | 崖端城 |
主な城主 | 金子美濃守 |
1578年(天正6)上杉謙信の死による御館の乱に乗じ、沼田を窺っていた太田金山城主由良成繁により築かれたと思われるが、それ以前、沼田城の支城として既に存在していたとも考えられ、詳細は不明。 1580年(天正8)武田氏方真田昌幸は調略により藤田信吉・金子美濃守を降し、沼田城を攻略すると阿岨城に金子美濃守、森下城に加藤丹波守を置いた。 1582年(天正10)後北条氏は長井坂城・阿岨城・森下城を次々に攻略した。「加沢記」によると、阿岨城は後北条勢3千騎の夜討ちに遭い、金子美濃守は騎馬もろとも崖を滑り落ち、蔵内城(沼田城)へ逃れたという。 沼田城下を一望できる橡久保原の崖端に位置する。年月を経て城址の大半が崩落し、現在は二重の堀跡を残すのみだが、「加沢記」の記述等から往時は大規模な城郭であったと考えられる。 |
城址碑 | 外堀 | 主郭 |
城址標柱・案内 | 主郭 | 主郭から東側 |
二郭 | 内堀 | 西を流れる片品川 |