筒井古城

筒井古城つついこじょう
三重県伊賀市上野丸之内
Mapion

--筒井天守跡碑--
別名 上野城
交通 伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩5分。
築城年代 1585年(天正13)
築城者 筒井定次
形式 平山城
主な城主 筒井定次
1585年(天正13)大和国郡山城から伊賀国に移封された筒井定次により築かれ、丘陵最高所に本丸が設けられ、3層の天守が建てられた。
1600年(慶長5)関ヶ原合戦の際、徳川家康に従った定次は上杉征伐に従軍し、兄筒井玄蕃が留守を守ったが、西軍に呼応した摂津国高槻城主新庄直頼・直定父子に攻められると玄蕃は開城し、高野山へ逃れた。これを聞いた定次は家康の許しを得て直ちに引き返し、大軍で押し寄せると、新庄父子と和睦が成立し、城を奪還した。
1608年(慶長13)摂津国大坂城主豊臣秀頼を包囲する大名配置の必要から筒井氏は突如改易となり、伊予国今治城から伊賀・伊勢20万石を与えられた藤堂高虎が入城すると、筒井古城は大改修される。大坂に備える為、西面は特に重視され、本丸は西へ拡張され、高石垣が築かれた。
1640年(寛永17)以降の藤堂藩による伊賀国治世は、この筒井氏時代の本丸跡に設けられた城代屋敷にて政務が行われた。
城代屋敷(古城部)枡形虎口 城代屋敷(古城部) 城代屋敷(古城部)石垣

参考文献 「現地案内板」
               「歴史読本 新人物往来社」
                         「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」   
訪城回数 1
2008年12月