熊本県玉名郡南関町関町
御茶屋跡地図
--本丸石垣--
| 別名 | 南関城 |
| 交通 | 各線「大牟田駅」からバス「南関」下車。 |
| 築城年代 | 1600年(慶長5) |
| 築城者 | 加藤正次 |
| 形式 | 平山城 |
| 主な城主 | 加藤正次 |
| 1587年(天正15)豊臣秀吉による九州征伐後、肥後一国を与えられた佐々成政は隈本城に入城するが、その後失政の責任を問われて自害すると、肥後北半国19万5千石を与えられた加藤清正が代わって入城した。この時清正は筑後との国境である南関防備の為、当城のすぐ東に位置する大津山城を支城とし、加藤正次を城代としたが、1600年(慶長5)関ヶ原合戦後、宇土城主小西行長旧領を合わせて54万石を得ると、手狭な大津山城は廃され、この鷹ノ原城が築かれた。1706年(宝永3)井沢蟠龍が記した「南関紀聞」によると縄張りは清正自ら「高原」に登って行ったとされる。 1615年(元和1)一国一城令により僅か15年で廃城となった。 鷹ノ原城で注目されるのは破城の痕跡で、調査により壊された石垣は本丸西空堀底部に敷き詰めるように並べ、その上から土をかぶせて埋められていた事が判明している。 ●南関御茶屋 1852年(嘉永5)完成した御茶屋跡。参勤交代の際、大名行列はこの町を通り、藩主はこの御茶屋で宿泊や昼食をとった。熊本藩主細川家だけではなく、人吉藩主相良家や薩摩藩主島津家も利用した記録が残されている。 |
 |
 |
 |
| 三の丸西空堀 | 三の丸 | 三の丸から本丸方面 |
 |
 |
 |
| 三の丸・本丸間空堀・土橋 | 三の丸・本丸間空堀 | 三の丸・本丸間空堀底部 |
 |
 |
 |
| 本丸西斜面石垣�� | 本丸西斜面石垣�� | 本丸隅櫓台石垣�� |
 |
 |
 |
| 本丸隅櫓台石垣�� | 本丸隅櫓台石垣�� | 本丸 |
 |
 |
 |
| 本丸西虎口跡 | 本丸東虎口跡 | 南麓・南関御茶屋跡 |
「歴史読本 2008年5月号 新人物往来社」
訪城回数 1
2016年12月
